Last Stage Last Dance



終わった
やりきった


発表は一日の最後の方
朝から行ってもやるのは夕方
緊張感とか抜け落ちてく


同級生達の発表を聞く
ほとんど理解できないけれど
それを理解し、研究をすすめてきた
友人達を尊敬する
みんながんばってきたんだな


いよいよ僕の番
発表前、スライドを写したら
教授にスライドの表紙
研究のタイトルが間違ってることを指摘される
教授陣に笑われながら、あわてて修正
最初からダメだな
なんで気付かなかったんだろ?


17分の発表はカミカミ
ところどころ間違えてるし
間違ったときに「失礼しました」
って謝罪の言葉を噛んでるし
それでも時間制限、発表時間ほぼピッタリで発表を終える
やってやった
ちょっと達成感


8分間の質疑応答
副査の准教授から質問
その答えなら用意してありますよ
ニヤリと笑って得意げに
質問があればそれに関連した話もこちらからしてしまう
そしたら時間はなくなっていくのさ
と、うまく切り抜けられそうだったのに
最後の最後の質問が理解できず
あたふたしてたら時間切れで終了
グラフのどこのこと言ってんの?
なにがおかしいって?


よくよく考えてみれば
あの質問
大した質問じゃなかった
冷静に考えれば何も問題はなかった
ただ僕の中の常識、思い込みが返答の邪魔をした
クールじゃないクレバーじゃない
あー、もったいない


まぁ、でも、終った
最初と最後にツメが甘かったけど
全体としては悪くなかった・・・はず
って自己評価
反省はあるけど後悔はない
まだまだ、いい発表ができたはずだって思うけど

最高を求めて 終わりのない旅をするのは
きっと 僕らが 生きている証拠だから

これが“いま”の最高なんだろ
あとは評価されるだけ


友達の発表練習につきあったり
想定質問と答えを考えたり
気が楽になりながら気が抜けない…かも?