馬から学ぶ勝手な思い込みはやめようって話

本日から4回にわたって行われる
生体電気計測の実験
初日は電気回路の基礎実験でした
テスターやら、抵抗やら、CdS素子やら
懐かしいものが机の上に出されてました
できる限り指導的な立場で実験を行っていました


てか、ぶっちゃけ
生体電気計測って
高専のころの俺の卒研だし
それに、前にやった班のレポート手伝ってやったから
もうレポート書けなくもないし
はやく終わるからいいんだけどね


ところで先日、ディープインパクトが三冠を達成した様で
そこで今日知った、馬にまつわる話をひとつ
昔、ドイツにハンスという賢い馬がいました
ハンスは計算ができたといいます
足し算や引き算、掛け算など足を踏み鳴らして、その数を答えていたそうです
このことに関して、様々な科学者が調査をしたが
誰が問題を出しても足し算でも引き算でも
ハンスは正確に答えの数だけ足を鳴らすと止めていました
そこで調教師がハンスに何か合図を送っているのではないかと疑い
調教師に馬から見えないところに引っ込んでいるよういいました
しかし、調教師がいなくてもハンスは正しく回答しました
そこで、観客を全て退場させ、ハンスをスクリーンの後ろに隠したところ
ハンスは計算をしなくなりました
ようやく分かったことはハンスは計算などしているのではなく
周りにいる人間の顔色をうかがっていただけなのでした
答えが8のとき、周りの人間はハンスが7回足を鳴らしたところで、「もう少し!」
8回目で「もう一回鳴らすか?」といったことを考えます
ハンスはそのわずかな表情を見逃さず足鳴らしを止めていたのでした
このエピソードは、心理学や動物行動学で
「賢いハンスの誤謬」といわれる専門用語になっているそうです
心理学では無自覚な態度や表情による情報の伝達を
動物行動学では人間の勝手な規範を動物に当てはめる愚かさを
教える教訓なんだと思いますが
結構、おもしろい話だと思います


あ、明日テストあるんだよ