消せない罪

今日から配属変更
今日から熱分析ってのを扱ってる部署へ
まぁ専門外
研究室との関連も薄い
何事も経験
幅を広げる


読了

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

俺は俺の有用性を証明する



帰ってきたら父から電話
これから弟の学校へ行くそうな


末の弟の学校の、弟の同学年の子が
昨日、自宅で首を吊ったらしい


遺書などは見つかっていないらしい
自殺とみて捜査がされているらしい


受験のストレスだろうか
いじめだろうか
やはり、今ならば後者だと思ってしまう・・・


ついにここまできてしまった
ついに身近に起こってしまった
非日常が日常を浸食した


*おことわり
以下は非常に不快な内容だと思われます
読まれる方は心してお読みください










僕はいじめというのは無くならないと思っている側の人間である


小学校、中学校、高専、大学と通ってきた
大人が思っている以上に学校は閉じたコミュニティなのだ
そこは大人たちが思っている以上に複雑だ


小、中学校のころ、僕のクラス、いや学年ではいじめがあった
そこで僕は加害者だった
むしろ学年ほぼ全員が加害者だっただろう
全員が間接的な大衆的な加害者だった
暴力的なものはなかったが金銭的なものはなかったが
精神的なものは日常だった
関わらないという選択もいじめなのだ
いや、高専だって、大学でだって広義的にはいじめがある
嫌われ者はいつだって存在する


いじめのはじまりははっきりしない
なにがきっかけだったのか
きっと、だれも答えられない


加害者は安心を求めているのだろう
関わらないようにしたって
自分じゃなくてよかったという安全の確認ため
次の標的ではないかという恐怖の解消ため
周囲との協調による安心感を


罪の意識はいつもある
当時もいまも
きっと忘れることは無い


いじめられる方が悪いという意見がある
たしかにいじめられる方にも原因はあると僕は思う
自己正当化かもしれない
批判を覚悟して言うが
いじめられたくないなら周囲に好かれる努力をするべきだ
突き詰めれば利害関係だろう
あいつは勉強を教えてくれる
あいつからは有益な情報がもらえる
あいつと一緒にいると楽しい時間が過ごせる
本当に深い付き合いはこれを超越するが
利があるからはじまるんだろう
害が大きいなら誰だって排除しようとするだろう
関わらないようにするだろう
周りに与える利を多くするよう努力するべきだ
努力をしないなら覚悟をするべきだ


いじめる方はどうしたらいいのだろう
結局のところ、加害者は被害者が嫌いなのだ
だから、僕はいじめをなくせると思えないのだ
行き過ぎをなくす方に社会は動くべきだと思う
でも、どうすればよいのかわからない
加害者だった経験からあれは理論的な動きではなく
感情的な動きであることを知っている
だから解決策が無い
見いだせない
有識者たちの意見なんて何の役にも立たない


僕もたしかに死に憬れる
つらいこと多いから
コンプレックスばかりだから
逃げたくなる
逃げ場所のハイエンドだから


逃げるのは悪くない
次の勝利につなげるための撤退だってある
体勢を立て直すためには一歩引かなくちゃ


そんな僕だけどやっぱり何かに支えられて生きてる
何かが引き止めてる
きっと誰にでもあるはず
逃げ場はそこだけじゃない
いっそ、いつでも死ねるんだっ!!
くらいの思いを持って立ち向かっていけ


世界の残酷さに耐えられず
社会の中で幸福さも得られず
神様を信じることもできやしない
だったら、神様気取ってるやつに一泡吹かせてやれ