逸脱できない思考

僕の思いつくことなんて
やっぱり誰でも思いつくよなぁ
考え方が間違っていない証明ではあるけれど
発想力の無さを突き付けられてるようなもんだ
新しいものを作り出すことは驚異的だよ


不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)

「……それとなく友好的にさりげなく排他的に、
 適度に親密に適当に対立する。僕の主義ですよ」
「見事な生き様だ。羨ましいよ」

誰もがくだらないと思う動機でも
本人にとっては譲ることのできない
認めることのできないものなんだろうな
壊れた世界の中の囲われた者の話
囲われた世界の中の壊れた者の話
一字加えるだけなのに
見事な対比
言葉はおもしろい

「ぼく達とあなた達は―何が違うんです?」
「きみ達は―囲われているが」
「僕達は―壊れている」

きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)