“彼女”とかいう都市伝説



中学の時の同級生から久々にメールが届きましてね
ちょっとメールのやり取りをしていたんです
同級生は就職して、結婚して、子供を産んで
一方、僕はまだ学生なわけですよ
よほほ、ほとんどの同級生は人生の先輩ですわね


でね、いい人いないの?とか聞かれちゃうんですよ
あぁ〜その質問は厳しいね
クリティカルだねw
いたらいたで楽しいだろうなとは思う

恋愛やセックスは趣味のひとつにしかすぎないと言うけれど、それでもあえてしたほうがいいと思う。特に男の子はな
・・・・・・
一部の天才かとんでもない優秀さがある男ならともかく、99.9%たる普通の男は誰からも注目されない。
男は自分より上の男には嫉妬するので、褒めてくれる存在など母親と恋人以外にはいない。
大人になると親ですら息子への興味が消える。
消去法で、褒めてくれる人間など恋人だけになるわけだ

うん、きっとただ認めてくれる存在が欲しいだけ
それは別に彼女でなくてもいいんだと思う
ほとんどが恋人なんだろうけれど・・・
恋人ってのは相手の存在を認めるってことでしょ
親とうまくいかず、友達もいない、恋人もいない
それは存在の否定なんだろうね
個人は周囲により規定されるんだよ
ここに居ていいって、誰かの役に立ってるって
実感したいだけなんだろうな


でもさ、やっぱりダメなんだよ
自分が嫌いだから
もし異性だったらこんな奴、好きにならないだろう
って、客観視しているようでやっぱり主観だから
嫌いに決まってるんだけど
誰かを好きにならないだろうね
嫌われるって思ってるから
羨望を恋情と勘違いしてるだけ

弱い女を護れるほど強くないし
強い女に媚びれるほど愛想もない
馬鹿な女を許せるほど寛大ではないし
賢い女の嫌味を聞き流せるほど馬鹿でもない
明るい女の側に居られるほど体力はないし
暗い女に話を振れるほど話術もない
ブスに長所を見出せるほど善人ではないし
美人を好きになれるほどの希望も残っていない

これが正直なところかも
自信が無いくせに自意識過剰なんだよ


だからきっと、僕を認めてくれる人が現れたら
たぶん落ちるだろうね
認められたいだけだから
依存してしまうだけだろうね
それは怖い


ともかく、彼女なんてできそうにないよね
こんな風に考えてばかりいるようじゃさ