僕がいなくなったら



誰か泣くかなとか考えたら
息苦しくなる


一瞬、悲しむ人が万が一にいるかもしれないけれど
そのうち忘れ去られるだろう
自分がいなくても何事もなく世界は回るし
誰かが、あったかもしれない僕の役を補完して
何事もなかったように日常が進んでいくだろうから


僕はセカイ系の主人公じゃないからな
いや、こうやって語ってるところは
それらしいかもしれないな・・・


でも、だからこそ
わがままだったり
思うようにできたりするのかも
何の力も無い
何の取り得もない
取るに足らない凡人だからこそ
自由なのかもしれない






友達から電話が来て
暇だからうちに来るとか
お互い、暇な者同士
ゲーセンにでも行ってメダルゲームで暇つぶし
“人生は暇つぶし”なんて言うけれど
これは本当に暇つぶし
くだらない言葉
空虚な戯言


でも、そんなことがちょっと楽しいのは、ちょっとうれしいのは
僕が弱ってるからか
僕が弱いからか
周囲に傷つけられて
周囲に慰められて
周囲に貶められて
周囲に救われて
うまくやっているようでうまくできていない
どうしたらいいのか自分でもわからない
どうしたいのか自分がわからない