覚えとけよ!!



朝起きたら脅威の積雪
この忙しい時期になんで除雪せなあかんねん
天気、空気読めよ!!


って、空気が冷たいから
雪が降ってるわけで
的確に空気を読んでるんですけど


朝一からため息つきつつ除雪作業
そうしてると
幼稚園の送迎バスが家の前を通った
僕が幼い頃、通ってた幼稚園のバスが
何気なく眺めたら
運転席に座る運転手さんが僕の頃とおんなじ人
うわぁ〜20年くらい経ってるのに続けてるのかぁ
すげぇなって見つめていた
そしたら向こうも僕に気付いた


驚いた顔して、片手を挙げてあいさつしてくれたんだ


僕はどんだけ印象に残ってるガキだったんだろう
なんかしたっけな?
兄弟みんな、お世話になってたからかも知れないけれど
覚えててくれてるんだな


僕のことを覚えてくれてる誰かがいるのなら
僕がいる理由もあるのかもしれないな
って、弱ってるなぁ...
なんだか寂しくなるばかりだ


凡夫の僕を
嘘か真か
優秀だと言う人がいるから
期待してると言う人がいるから
その人の思いを、期待を裏切るわけにはいかんのよ
やってやるのさ
難なく成し遂げて
どうってことないって顔してやるんだ