桜すなわち色即是空

昨日飲みすぎたせいか体調不良
記憶が無いせいでなんかやらかしたんじゃないかと疑心暗鬼
様々なケースが浮かんでは消える
そんな中バイトへ
けっこう無理してきた気がします
とっとと帰りたかったですよ


こちらもそろそろ花見の時期ですね
ちょっとお話聞いてください


「相」という漢字があります
この漢字には今では使われなくなりましたが「みる」という昔の読み方がありました
大本の意味は漢字の通り「木を見る」ということから来ています
しかし、これはただ「見る」のではなく
「見るものの本質をあらわにし、感じ、結びつく」という意味でした
現在の占いの手相や人相の「相」もここから来ているわけです
中国の昔の詩歌には樹木が茂る様子を見て
「木の茂る様子を見ることで、自分の魂を活性化させる」
という魂振りのまじないを歌ったものもあるそうです


「さくら」の原義は「さ+くら」であり
「さ」は田の神「くら」とは高御座の「座」で神霊の降りる場所であるという説
田植えの時期を「さ+つき」田植えの時期に降る雨を「さ+みだれ」
田植えする娘を「さ+おとめ」田植えはじめに神様を迎える祭りを「さ+びらき」
田植え後に神様を山へ登らせ帰す祭りを「さ+のぼり」というように
「さ」が田の神をさすと類推することできる言葉は多いわけです
このほか「さくら」の語源をめぐっては諸説あり
「咲く+ら」と簡単に解すものもあります
咲(サク)幸(サキ)栄(サカ)盛(サカ)などの言葉は同根で
「咲」は「笑」の古字だとか
桜咲く下でいまの栄えの幸せを盛んに笑う
花見ってのはそんなものでしょうかね